ケアマネジャーがどれだけサポートしてくれるかで、在宅介護の難易度は大きく変わってきます。
自分の話をちゃんと聞いてくれない、依頼したことにしっかり対応してくれないなど、ケアマネジャーに対して不満がある場合は、次のようなことを行いましょう。
1. ケアマネジャー本人と話し合う
2. 居宅介護支援事業所に相談する
3. 地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に相談する
4. 居宅介護支援事業所を変更する
1. ケアマネジャー本人と話し合う
まずは、問題のケアマネジャー本人と時間を取って、本音で話し合ってみましょう。
例えば素っ気ない態度で冷たく感じられる相手だとしても、よくよく話してみたら、単に表情があまり変わらない人なだけで、見えないところでは細かい心配りをしてくれているのかもしれません。
家族側からの相談や依頼の仕方がうまくないため、ケアマネジャー側ではさほどの問題だと思ってくれないケースも多々あります。「何に対して、どう困っていて、どのように解決してほしいのか」を整理して、ケアマネジャーにぶつけてみましょう。
2. 居宅介護支援事業所に相談する
ケアマネジャー本人と話し合っても埒があかない場合は、ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所に事情を話して、ケアマネジャーの変更を含めて相談してみましょう。
事業所からの指導でケアマネジャーの対応が改善されることもありますし、そうでない場合は別のケアマネジャーが担当してくれることになるはずです。
3. 地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に相談する
居宅介護支援事業所でも満足な対応をしてもらえない場合は、地域包括支援センターや市区町村の介護保険課に相談してみましょう。
居宅介護支援事業所やケアマネジャーに対し指導を行ってもらったり、対処法についてのアドバイスを受けられます。
4. 居宅介護支援事業所を変更する
どうしても問題が解決しない場合は、やむを得ないので居宅介護支援事業所そのものを変更することになります。
多くの場合、ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所は、介護保険サービスを提供する事業者が運営しており、ケアプランにもそのサービスが組み込まれています。
ケアマネジャーには不満があるものの、普段のサービスには満足しているようなら、地域支援包括センターに相談して複数の候補先を選んだうえで、これまでと同じサービスが利用できるかどうかを確認しましょう。
サービス提供事業者を変更する場合は、現在の事業者との契約書や重要事項説明書に目を通して、何日前までに解約の申し出を行うのか、中途解約した場合に違約金の有無など、契約解除にかかわる部分についても確認が必要です。
ケアプラン(介護サービス計画)は月単位で作成することになっているので、事業者を変更するタイミングについては月初めになるよう調整することをオススメします。
■ケアマネジャーを選ぶ時にどうやって選べば良いのか
1. 距離(エリア・住まい)から選ぶ
2. ケアマネジャーの得意分野から選ぶ
3. 性格、年齢、性別で選ぶ
もっとも大事なことは、「相性がいいか」です。
たとえば、
ある利用者にとっては非常にいいケアマネージャーであっても、ある利用者にとっては不満しか残らない、ということもあるでしょう。
地域の友人や家族がお世話になっているケアマネージャーがいるかどうか確認。
友人・家族からケアマネージャーの体験談や口コミ・評判などを聞く。
これは絶対に確認したいです。
もし評判の良いケアマネが身近にいるならその方に依頼するのが最も安心です。
しっかりとケアプランが計画通りに進んでいるかを確認し、介護度の進行や家族の事情等にあわせて、次回のケアプラン作成に反映してもらうことになりますので、どのようなケアマネージャーにお願いするかによって、シニアライフは大きく変わります。
堀 行政書士事務所 TEL 0568-67-8115 E-mail irokawa@mth.biglobe.ne.jp ※ あいおいニッセイ同和損害保険 代理店もおこなっております☆ |